研究内容
マインドフルネス
マインドフルネスとは
近年、原始仏教の教えに起源を持つ「マインドフルネス (mindfulness)」が、慢性疼痛の緩和やうつ病の再発防止をはじめ、さまざまな心身の疾患の緩和療法として普及しています。マインドフルネスは、「今、ここ」で自分の内部や外部で起きていることに対して、評価や判断をせずにただ気づきを向け、観察することを指しています。
マインドフルネスには、ヨーガや禅などの東洋的な実践の要素が含まれています。ただ、必ずしもそれらを日常的に実践していなくても、普段の生活の中でマインドフルな心のあり方を持っていることで、ストレスや不安、抑うつ傾向は低減し、幸福感や自尊感情は増大するなど、心の健康に望ましい効果があることが、研究から明らかになってきました。
宮田研究室でのマインドフルネス研究
このように学術的、社会的注目の大きく高まっているマインドフルネスについて、宮田研究室では、健常成人や臨床群を対象としたさまざまな文脈での介入・実践や、種々の心理的特性や生活習慣との関連など、多くの視点からの研究を行っています。