お知らせ
春のソマティックダイアローグ2023で宮田裕光がファシリテーターを務めました。
日本ソマティック心理学協会(久保隆司会長)が主催する春のソマティックダイアローグが、2023年3月24日に座・高円寺で開催されました。各種のボディワーク、ソマティックスを実践、指導されている方などを中心に、30名前後が参加されており、とても盛況でした。
開始から10年を経て、第1期の協会の活動を一区切りにする流れの中、文字通り「どうするソマティック?」と今後の活動のあり方を問いつつ、各種の実践ワークを体験する面白い場になりました。宮田裕光、吉田美和子、長谷川智、藤本靖、久保隆司(登壇順、敬称略)の5名がファシリテータとして登壇しました。
宮田からは、動物の認知科学、実験心理学から、西田幾多郎の「知的直観 (intellectual intuition)」のアイデアなどを通して、東洋思想と心の科学の融合を志向してきた私自身の興味の軌跡や、心身の科学―実践を広く包括する学術組織を日本にも創る必要があるのでは、という構想などについてお話しました。
また、「リコーダー瞑想」(単一旋律への注意集中を持続してもらう瞑想) と題して、ルイ14世の時代のフランスのフルート奏者 J. M. Hotteterre のプレリュードをアルトリコーダーで演奏しました。
その後も、寝転がったり這う動きなどをしながら身体感覚や重力を感じていくボディ・マインド・センタリング(BMC)や、抵抗、反発か受容、感謝かのように、心の持ち方を変えるだけで力の入り方、技のかかり方が大きく変わることを体験する修験道の瞑想ワーク、頭引っ張りのワークなど、実践面でも興味深い多くの体験ができました。
宮田 裕光 (2023). “どうするソマティック”──21世紀の融合知の創出に向けて── 春のソマティックダイアローグ2023「どうするソマティック」 日本ソマティック心理学協会主催 東京都杉並区高円寺 座・高円寺地下2階 阿波踊りホール 2022年3月24日