山崎 果歩(修士課程1年生)

Kaho Yamasaki

プロフィール・研究紹介

研究分野: 生理心理学、応用神経科学


機能性消化管障害の神経基盤への関心を出発点に、内受容感覚処理における神経伝達物質、島皮質、自律神経系の機能に着目しています。

現在はヒトを対象とした介入 (e.g.,足浴; ヨガ) を実施し、それらが中枢/末梢神経系の覚醒低下や内分泌的変容を介して、過敏性腸症候群 (Irritable Bowel Syndrome; IBS) の症状などを改善するか調べています。

これらの介入の効果機序の内部モデルとして、能動的推論による予測誤差最小化 (感覚入力の変化によるアロスタシス) を想定しています。

また、内受容感覚処理と腹部症状ないし情動認知の関連を検討する横断的研究 (行動実験) も行っています。


こうした神経科学的な志向性を持ちつつも、万物流転・諸行無常の概念に惹かれるところがあり、学際的に考察してみたいと考えています。


この他、マインドフルネスやコンパッションに関する共同研究も複数行っています。