プロフィール・研究紹介

私はダイエットおよび食行動に非常に興味を持っており、食行動と心理的健康およびマインドフルネスの関係にも興味があります。日本の禅宗における食前観である「五観の偈」や数息観などの東洋的心身修養の実践によるマインドフルネス傾向と食行動の変化、および心理的健康の改善効果について研究しています。

マインドフルネスは東洋の瞑想法を起源としており、仏教という宗教上の位置づけだけでなく、人間を心身の悩みから解放する方法である瞑想という修行法を、心身の健康のために活用しようとする試みです。このように、マインドフルネスは東洋の伝統的な心身修養と深く結びついています。日本では、マインドフルネスが導入される以前から、禅宗などの伝統的宗教においてさまざまな心身修養が実践されており、それらはマインドフルネスと同等の心理的、生理的効果を持つ可能性が考えられます。