プロフィール・研究紹介

メンタルヘルスの文脈では、「心気症」は病気に罹るかのを常に恐れることであり、森田療法の創始者である森田正馬氏によって「ヒポコンドリー(hypochondria)」とも呼ばれています。森田療法とは、不安や苦痛を生み出した体験から逃げる、または排除するのでなく、逆に、それを受け容れ、抱えながら「あるがまま」で生活の中で必要なこと（なすべきこと）から行動して建設的に生きることを教え、実践させる治療方法です。

私の研究の目的は、大学生の性格特性、心気症傾向および睡眠の質の関連性を分析し、森田療法が与える積極的な影響を検討することになります。社会生活において心気症傾向に苦しむ人々のために、さらに新しい方法を提案することで、睡眠の質の向上、森田氏が提唱した「ヒポコンドリー性基調の陶冶」の実践、森田療法の適用対象の拡大、さらに光彩を放つことに貢献したいと考えています。

研究以外は、マインドフルネス、個人心理学、中国哲学などが好きです。言語学においては、異なる言語間の文字と発音の類似点や相違点についても興味を持っています。趣味は音楽で、様々なジャンルの音楽を聴き、歌を歌うことが好きです。