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講義・授業2026.07.13

授業内で茶の湯 (茶道) の実習を行いました。

ここ数年間、教室に茶の湯が専門の先生がおられることもあり、演習やゼミの授業内で茶の湯 (茶道) の実習を行わせて頂いています。千利休の茶の湯の流れをひく、裏千家の指導者の先生方に複数ご協力いただき、授業の履修学生らにも茶の湯の盆略点前を体験する機会を提供しています。


これは心身論としての学問的、体験的な意義もきちんとあり、「茶禅一味」などの熟語があるように、「今、ここ」の体験を味わう中で主客一体を体感していくといった、まさに日本的な伝統が息づくマインドフルネス的な活動が茶の湯であるといえます。心理学的な研究対象としてみても、このような実践は大変興味深いものです。


本来、茶の湯の手前は狭い空間である茶室で行うもので、「わび・さび」の精神を活かした「草庵」が本来の実践の場であるとされています。あえて狭く暗い空間で主客が対面することで、その中で空間や意識の拡がりを体験していくところに伝統的な茶の湯の妙味があると考えられます。


ただ、現代の実際的な場面や、教育上の会場利用の制約など、さまざまな現実的問題から、そうした理想的な茶室での実践体験が常に可能であるとは限りません。ここでは、伝統的な茶室よりはかなり広い、東京スカイツリーの見える会場を実践の場にしていますが、こうした環境でも本質的な部分は一定以上体験できていることと思います。


毎学期、学生への点前の実施で多大なご協力をいただいている茶の湯の先生方には、あらためて厚く御礼申し上げます。

この記事を書いた人
宮田 裕光
Hiromitsu Miyata

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