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受賞2026.03.25

修士課程2年生の横洲有咲さんが2025年度の小野梓記念学術賞を受賞しました。

修士課程2年生の横洲有咲さんが、2025年度の小野梓記念学術賞を受賞しました。対象論文は、文学研究科に提出された修士論文「自他境界とその変容に関する研究――東洋的身体技法と離人感に着目して――」です。3月25日の卒業式内で、壇上で授賞式が行われました。


https://www.waseda.jp/inst/student/life/awards/azusa_ono


https://www.waseda.jp/inst/student/assets/uploads/2026/03/2025_onoazusa.pdf


横洲さんは、学部3年次在学中から大学院の研究指導に参加し、精力的に研究活動を行ってきました。対象論文は、自他の境界 (self-other boundary) を一貫したテーマとしています。武道のペアワーク「わかめ体操」などの東洋的ボディワークによる創造的変容と、離人症 (離人感) のような病態における在り方の両面から、自他境界とその変容の諸相を実証的、理論的に明らかにしました。


この論文は、心理学の実証研究を中核にしつつ、東洋哲学、文化人類学、情報学をも射程に入れた学際的なアプローチがなされている点が特徴的です。実証的、思索的検討を重ねたうえで、最終的に、井筒俊彦の哲学における「文節理論」や空海の曼荼羅に基づく理論モデルを導出しました。


この論文は全体で15万字近くにおよぶ大著で、各章の内容は査読付きの国際誌、国内誌に掲載されるなど、修士論文としては非常に高度に完成されたものであったといえます。


宮田研究室からは、2023年度の山崎果歩さんに続いて2人目の受賞者となりました。名誉なことですが、一つ一つは地道な努力の積み重ねであり、そうした活動を今後も続けていくことになると思います。


おめでとうございます!

この記事を書いた人
宮田 裕光
Hiromitsu Miyata

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