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コロナ禍の社会人のマインドフルネスと心理的健康に関する論文がIJERPHに出版されました。
2020年9月末に日本人の社会人1,000名を対象に行ったオンライン質問調査をもとに、コロナ禍に入る前後の生活行動(時間の使い方、生活行動の自己評価)の変化と、マインドフルネス傾向と心理的健康の関連を検討した論文です。
パンデミックに入る2019年度後半については回想指標になりますが、2020年度前半には、リモートワークの時間やコロナ関連のメディア接触頻度、仕事の順調さや職場、家庭でのコミュニケーションなどの自己評価に変化がみられました。
また、マインドフルネス傾向が高い人ほど、コロナ関連のメディア報道に高頻度で接していると思ってもそれが高いストレスにつながりにくいことや、仕事が順調でないと思う程度が高いストレス、不安、抑うつ傾向につながりにくいことが明らかになりました。
コロナ禍のような予想外の事態にあっても、「今、ここ」の自分や出来事を客観的に観察し受容するマインドフルネス的な態度は、心の健康を維持する保護要因になっているといえそうです。
この研究成果は、2023年5月19日付でMDPIのInternational Journal of Environmental Research and Public Health 誌にオンライン公開されました。
https://www.mdpi.com/1660-4601/20/10/5873
Miyata, H., Yamasaki, K., Noh, C-E., & Ishikawa, H. (2023). Relationship between COVID-19 pandemic-related life behavior, dispositional mindfulness, and psychological health: Evidence from a sample of Japanese working adults. International Journal of Environmental Research and Public Health, 20(10): 5873.
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