大学院への進学・共同研究

大学院への進学、滞在研究・共同研究に関心のある方へ


宮田研究室では、早稲田大学文化構想学部の在学生、卒業生の方に加え、他学部や他大学、留学生の方の進学も広く受け入れています。修士課程、博士後期課程、科目等履修生の研究指導を担当できます。博士研究員や共同研究者の受け入れも、随時行っています。


研究内容

身体心理学/ソマティック心理学、東洋的実践/マインドフルネス、心身医学/健康科学などの領域が中核ですが、各自の関心に応じて、情動・感情、生理・内分泌、精神疾患、パーソナリティー、思考・認知・問題解決などの分野を広く受け入れています。質問調査に加え、自律神経計測・内分泌計測、介入研究・シングルケースデザイン、行動実験などの研究方法を広く用いることができます。


現在とこれまでのメンバーの研究テーマとしては、アーユルヴェーダの体質論とヨーガの心理的効果・性格特性との関連、身体醜形懸念に対するマインドフルネスの効果、非構造的ダイエット・食習慣と心理的健康、足浴などの養生法による内分泌的・心理的効果、マインドフルネスに基づくセルフ・ボディタッチの効果、大学授業への瞑想の導入などがあります。学部ゼミ生の研究テーマは、心と身体に関連するより多岐の内容にわたっています。


入試について

大学院文学研究科で行われる主な入試は、修士課程推薦入試、修士課程一般入試、博士後期課程入試、科目等履修生入試です。例年6月頃に、心理学コースの進学説明会(コースガイダンス)が行われます。より詳細な日程や最新情報は、文学研究科のウェブサイトをご確認ください。


・ 修士課程推薦入試:早稲田大学に在学中の内部進学希望者が対象で、GPAが一定の要件 (受験時点で3.0以上) を満たしている必要があります。例年、6月頃に出願、7月頃に面接試験が行われます。
・ 修士課程一般入試:早稲田大学の在学生、卒業生の方に加え、他大学、海外の大学の方も受験可能な入試です。例年、7~8月頃に出願、9月頃に筆記試験・面接試験が行われます。
・ 博士後期課程入試:例年、11~12月頃に出願、1~2月頃に筆記試験・面接試験が行われます。
・ 科目等履修生入試:例年、1月頃に出願、2月頃に面接試験が行われます。


滞在研究・共同研究について

大学院生・科目等履修生として所属する以外にも、宮田研究室で研究を進めていただく方法があります。


・ 博士研究員:博士学位を取得済みか、当該年度で取得見込みの方は、日本学術振興会特別研究員PD, CPD (国際競争力強化研究員), RPD の各制度で研究員を受け容れることが可能です。採用前年度の5月頃に、ご所属機関で申請書類の受付があります。詳細および最新の情報は、日本学術振興会のウェブサイトをご参照ください。


・ 訪問学者・リサーチフェロー:日本国外の大学・研究機関等に所属されている大学院生、研究員、教員の方は、早稲田大学の訪問学者・リサーチフェローの制度を利用して滞在研究していただく方法があります。専任講師相当以上の教員の方は訪問学者 (1年以内)、修士学位を取得された博士候補生・ポスドク研究者等の方はリサーチフェロー (1年以内)、修士課程在籍中の方はリサーチインターン (90日以内) の各制度があります。受入希望者の方から、研究開始希望日の3.5~4か月前までに、国際部国際課で手続きしている受入プログラムに申請していただく必要があります。申請要項、申請書類、最新の情報は、国際課の外国人研究者受入プログラムのページをご確認ください。


・ その他:本研究室に直接的に所属していなくても、他学部などから研究指導に学びに来ていただくこと等もできます。詳細は宮田までお問い合わせいただければ個別にご説明しますので、お気軽にご連絡ください。


高校生・大学生の方へ

早稲田大学戸山キャンパスに所在する文学学術院は、文学部と文化構想学部の2つの学部を含んでいます。文学部が従来の人文学の学問分野区分に基づいて、各コースに分かれて学ぶ構成になっているのに対して、文化構想学部は学際的、学横断的にさまざまな分野の学問を、2年次から6つの論系に分かれて学ぶのが特徴です。文化構想学部では現代人間論系でのみ、心理学が専門の先生のゼミで学ぶことができます。


これら2学部に共通の大学院として、大学院文学研究科があります。本研究室の教員の宮田は、文化構想学部現代人間論系の「心身を生きる人間」論プログラムに所属し、大学院文学研究科心理学コース (修士課程・博士後期課程) を兼担しています。そのため、文化構想学部で宮田ゼミに所属して卒業し、大学院文学研究科心理学コースの修士課程で宮田研究室に進学することが可能です。また、文化構想学部の他論系、文学部および早稲田大学内の他学部 (推薦入試または一般入試)、国内外の他大学等 (一般入試) から、大学院入試を受験して進学するルートもあります。


文化構想学部は、領域横断的な学際性が特徴の学部であり、大学院という選択肢は必ずしも前提にされていません。しかし、修士課程の推薦入試制度をはじめ、専門的に学びを深めたい方のために道が拓かれています。文化構想学部と文学部のどちらに進んでも、意欲次第で学びを進めることができます。受験を検討中の方、在学中の方は、参考になれば幸いです。


公認心理師について

公認心理師は、2017年に新設された心理職の初の国家資格です。学部および修士課程で、講義、心理演習、および心理実習を含む所定の単位を取得し、国家試験に合格する必要があります。宮田研究室では、文化構想学部・文学部のブリッジ科目などに加え、一部の科目は教育学部で履修する必要がありますが、修士課程まで進学することで必要単位を一通り取得できます。


資格取得を検討している方は、教員によく相談するようにして下さい。文化構想学部に在学中の方は、現代人間論系のウェブサイトに掲載されている資料もあわせてご確認ください。


お問い合わせ

大学院への進学や共同研究の受け入れを検討されている方、当研究室の研究内容に関心を持っていただいた方は、入試の時期や要領をご確認のうえ、期間に余裕をもって事前に宮田までご連絡ください。必要に応じて、対面またはZoomでの個別面談を行います。


・ メールアドレス:miyata<at-mark>waseda.jp(<at-mark>を@に置き換えてください)